Linuxを使っている人は、対象も機能も異なる数多くのブラウザの中から好きなものを選ぶことができる。ところが、多くのLinuxユーザーは1つか2つしか知らない(リストのトップに挙げられるのは、FirefoxとChromeだ)。そこでこの記事では、Linuxで使える10個のブラウザを紹介してみることにした。一部のブラウザにはやや似た部分もあるが、同じものではない。以下では、それぞれのブラウザについて順番に説明していく。
1.Chrome
Chromeは疑いなく、出回っている中で最速のブラウザだ。競合ブラウザはすべて、速度では比べものにならない。Linuxでは、ChromeとChromium Browserという2つのバージョンを利用できる。ほとんどのDebianベースのディストリビューションを使っている場合、デフォルトの状態では、パッケージ管理ツールを使うと、Chromium Browserがインストールされる。Chromium BrowserはChromeのオープンソース版で、同じように動作する。Chromium Browserはプロプライエタリ版のあらゆる機能を持っている。
2.Firefox
FirefoxがLinuxの主力ブラウザになってから、かなり長い時間が経っている。多くのユーザーは、Firefoxが他の多くのブラウザ(例えばIceweasel)の基盤になっていることを知らないようだ。そういった「他のバージョン」のFirefoxは、単なる別ブランドに過ぎない。多くのLinuxディストリビューションでは、Firefoxがデフォルトブラウザとしてインストールされ、設定されている。
3.Opera
Operaが他のブラウザを首位から追い落とそうという取り組みを始めてから、かなりの時間が経っている。これは実現していないが、Operaが素晴らしい選択の1つであることには変わりはない。パッケージ管理ツールではOperaは見つからないが、Operaのダウンロードページに行けば、Linuxのディストリビューションを自動的に検出し、適切なダウンロードファイルを提供してくれる。多くの場合(Chromeを除く)、ダウンロードファイルを開けば、パッケージマネージャが自動的に立ち上がり、パッケージをインストールしたいかどうか尋ねてくるはずだ。