What's up, man?
ZDNet Japanという場を借りて、差し出がましくも英語道場を開催することになりましたEricです。私の扱う英語は正確には「米語」になりますが、このコラムでは英語と呼ばせていただきます。
皆さんは英語を楽しんでいますか? 楽しんでませんよね、多分……。「英語ができるようになりたい、でもどうしていいのかわからない!」ともがき苦しんでいる方が、ワラにもすがる思いでこのページをクリックしたのではないでしょうか?
この道場は、そんな英語にもがき苦しむビジネスパーソンを対象にしています。これから数回に渡ってEric式英語思考法を伝授しますが、入門の前提条件は、あまりかしこまって考えない、そして楽しむ姿勢を忘れないことです。合言葉は、
「英語なんてわからなくてもいい、だって日本人だもん!」
つらくなったら、この言葉を心の中で復唱しましょう! あ、不安になっている方、もう少しお付き合い下さいね。
英語ができるといいことってあるの?
いきなりですが、実際には普通に生活していて英語がわからなくても特に困らないですよね。その通りです。
「英語なんてわかっても今の仕事には関係ない」、「別に英語がわかっても使う機会もないから意味ないし」、「外人に会う機会ないし」--おお、聞こえてきます聞こえてきます、ネガティブ英語論者の決まり文句が。もう少し聞いてみましょう。
「TOEICの点数をクリアしないと昇進できないんだよな。うちの会社で英語なんて意味ないはずなのに」--おや、ビジネスパーソンまでそんなこと言ってますね。
本当にそうでしょうか?
では、英語がわかるとどんなことが起こるのか、ビジネスの場での実例を見てみましょう。
朝、出社し熱いコーヒーを飲みながらブラウザを立ち上げると、CNETのトップ画面が立ち上がる。今日の主要記事にざっと目を通すと面白い記事が! あるITベンダーが競合を買収したらしい。メッセンジャーを見ると、去年ラスベガスのカンファレンスで知り合ったそのベンダーのマネジャーがオンラインになっている。
What's up, Man?--彼とチャットしていると、記事には書かれていない事実が。チャットだとニュアンスが伝わりにくいので、こちらから電話することに。向うは深夜。今度、小曽根真のCDを送るからとなだめながら電話で盛り上がる。これは仕事になるかもしれないと、すぐに日本法人の担当者にアポを入れ、会議。他社に先駆け、共同事業のアイデアを持ちかけたのだった。
英語に縁がないと思っている人は、ドラマのワンシーンのように感じるかも知れませんが、実はこういったことは私の周りでよくあることなのです。