みなさんこんにちは! マイ・カウンセラーの田代です。不安や悩みを自己解決するメンタルテクニックをご紹介するこのコラム。当初から全般にわたってお伝えしてきたことは、「人が行動する理由を冷静に考える」、「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」、「結果を信じてコツコツ勝つコツ」ということに集約されるでしょうか。
これからだんだんと日が短くなってきます。夜が長いと考える時間も増えてきます。時には何も考えずに前に進むことも重要ですが、ゆっくりと考えて実行に移すことも大切です。今回は、自分の未来に向けて自分はどう変わればよいのかについて、お話ししてみましょう。
人の趣味嗜好は、変わるものもあれば変わらないものもあります。アメリカで活躍するプロ野球選手のイチローやプロゴルファーの今田竜二などが、すでに小学校の卒業文集で自分自身の夢として将来の自分像を描いていたことは有名です。もちろん卒業文集では、彼らに限らず多くの人が夢を語ったことでしょう。しかし、実際にその夢が実現するか否かは、同じ夢を描き続けられるかどうかはもちろんのこと、もともとの才能や実力を身につける努力と信念、環境、そして運だと思います。
最後に挙げた「運」というものはなんでしょうか? 運の善し悪しを信じない方もいらっしゃると思います。運が悪いと嘆いている方も数多くいます。逆に、運が良かったと素直に喜べる結果を体験した人もいます。
私自身は、運の善し悪しがあると考えると、人生はもっと楽しくなると思っています。
といっても「自分は運が悪い」「運がない」と考えるわけではありません。いつも「自分は運がいい」と思い込むわけです。何が起こっても運がいいから大丈夫だと思える気持ちが大切だと思います。
では、運をより良くするためには何をすればよいのでしょうか? その方法については、すでに数々の自己啓発本などに書かれています。どれを否定するわけでもありませんし、肯定するわけでもありません。自分自身が素直に思い込める方法でいいと思います。ちなみに私が考える運を良くする方法は、毎日同じことを前に向かってコツコツと地道に繰り返すことと、毎朝目が覚めた時、家族含め皆が元気に生きていることを感謝する、これだけです。
そうやって運が良くなれば、あとはここぞという時に自然と運が発揮されるのでしょう。
ある著名な、誰が見ても成功者である経営者の方とお話しした時、彼が私に言った言葉が印象的でした。
「僕は運がいいんだよね。絶対にいい! だから電車のホームでは端を歩かないようにしているんだよ。万一、誰かに押されて線路に落ちそうになっても、いや、例え落ちたとしても僕は助かるんだよ。だからホームの端は歩かない」