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IMへの攻撃の成功率はメールの10倍--IM利用に注意を呼びかけるシマンテック

IM管理ソリューションを提供していたIMlogicがSymantecに買収されたのは2006年1月のこと。IMlogic創業者で現在Symantecのバイスプレジデントを務めるdeSouza氏に、IMの脅威について聞いた。

藤本京子(編集部)  2006年6月30日 13時31分

 インスタントメッセージ(IM)の管理対策ソリューションを提供する企業IMlogicが、2006年1月Symantecによって買収された。日本ではいまだIMに対する攻撃について広く知られていないが、メールのリスクと同様にIMにもリスクは存在する。

 Symantec エンタープライズ メッセージング マネージメント担当 バイスプレジデントのFrancis deSouza氏は、IMlogicの設立者で最高経営責任者(CEO)を務めていた人物だ。IMlogicのメッセージ管理システム「IM Manager」は、日本では未発売だが、現在世界で約1000社に採用されており、約200万人のユーザーがいる。メッセージ管理製品で高いシェアを誇るIMlogicの代表を務めたdeSouza氏は、いわばメッセージシステムについて世界で一番詳しい人物ともいえる。そのdeSouza氏に、企業におけるメッセージシステムの利用状況やトレンドなどを聞いた。

--まずは企業内でのメッセージシステムの位置づけについて教えてください。

「IMの脅威は知られていないので注意が必要」とdeSouza氏 「IMの脅威は知られていないので注意が必要」とdeSouza氏

 はい。主なトレンドとしては3つあります。その1つは、企業においてメッセージシステムがミッションクリティカルになっているということです。昔は企業内でミッションクリティカルなシステムといえば電話くらいでした。それがERPやCRMシステムがミッションクリティカルになり、今ではメッセージもミッションクリティカルになってきたのです。

 2つ目のトレンドは、メッセージシステムをダウンさせないための方法が複雑になってきていることです。また、ウイルス対策やスパム対策はもちろん、コンプライアンス対策も必要となってきており、メッセージシステムを管理するために多くの対策が必要となりました。

 3つ目は、メッセージの種類が増加していることです。今や企業で利用されているメッセージシステムはメールだけではありません。IMやVoIP(Voice over IP)など、さまざまな種類が存在し、こうしたシステムを一括して管理したいという企業のニーズが生まれているのです。

--IMはすでに企業でもよく使われているのでしょうか。

 そうですね。日本でも米国でもそうなのですが、社員が自主的にダウンロードして使っているケースが多いので、IT管理部門が把握していないこともあります。日本ではYahoo! MessengerやMSN Messengerの利用者が多く、米国ではAOL Messengerが主流ですね。Gartnerの予測では、企業におけるIMの利用率は80%で、約2億人のユーザーがいるとされています。

--IM ManagerはIMを管理するための製品ですよね。IMを管理する必要性は高いのですか。

 はい。その理由のひとつはセキュリティです。悪意のある攻撃からIMを守る必要があるのはもちろん、IMから社内の極秘情報を外部に漏らさないよう、管理する必要もあります。

 また、IMの記録を残すという観点からも管理は必要です。例えば、顧客とIMのやりとりで契約までこぎつけた場合、その記録を残しておかないと万が一トラブルが発生した際に過去のやりとりを参照できなくなりますからね。SOX法など法令準拠のためにも、記録を残すことは重要です。

 さらに、IT管理者がIMによるネットワークトラフィックの影響度を把握しておきたいというニーズもあります。また、コラボレーションマネジメントという観点から、社内で誰がどういったコラボレーションツールを利用しているか管理する必要もあります。

関連情報

ホワイトペーパー
http://japan.zdnet.com/sp/interview/story/0,2000056426,20156207,00.htm
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