イキソスが内部統制に使えるWebベースの文書管理ソフトを出荷

日川佳三(編集部) 2005年05月25日 22時12分

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 イキソスソフトウェア(6月1日から社名をオープンテキストに変更)は6月1日、カナダOpen Textが開発した文書管理ソフト「LiveLink」を出荷する。価格は50ユーザーで800万円から。今後1年間で3億円の売上げを見込む。

 LiveLinkは、企業のエンドユーザーが作成する非定型の文書群をサーバ上で一元管理することで情報の伝達経路を把握することに注力した文書共有ソフトである。検索機能のほか、ワークフロー業務の構築やファイルに対するアクセス権限の運用といったグループウェアとしての機能や、誰がいつ文書を更新したのかといったバージョン管理機能とアクセスログ記録機能などを備える。

オープンテキスト(旧イキソスソフトウェア) 代表取締役の羽根ロバート氏

 LiveLinkはWebアプリケーションである。HTMLを表示可能なウェブブラウザを使って、ファイルの閲覧を含むLiveLinkの全機能を利用する。ファイルの更新時には、例えばWord文書をWordで更新するなど、外部アプリケーションとの連携が可能である。イキソスソフトウェアは「ブラウザとHTMLでクライアント画面を実現するシンプルな構成によって、文書の一元管理が進み、セキュリティが高まる」としている。

 文書には、閲覧権限や更新権限など9種類のアクセス権限を設定可能。文書に付随するメタデータはデータベース管理システムで管理する。実文書の保管はサーバ側OSのファイルシステム上にファイルとして格納する。データベース側では、ファイルの属性データに加え、ファイルの格納場所とファイル名を管理する。このため、システム管理者は、LiveLinkを経由せずにファイルへのアクセスが可能になる。

 イキソスソフトウェアがオープンテキストに社名を変更した背景は、カナダOpen Textが独IXOS Softwareの株式を取得して事業統合したという状況がある。イキソスソフトウェアは従来、独IXOS Softwareの製品に限って扱っていたが、6月1日以降はカナダOpen TextのLiveLinkを取り扱う。

 ユーザー企業から見たカナダOpen Textが独IXOS Softwareの事業統合とイキソスソフトウェア(オープンテキスト)が扱う製品拡充のメリットは「互いに補完関係にあるソフトを単一ベンダーのサポート下で導入できるようになる」(イキソスソフトウェア社長の羽根ロバート氏)点である。独IXOS Software製品は独SAPのERP製品と連携するデータ・アーカイブ機能や電子メールのアーカイブ保存ソフトであり、今回扱いを始めるLiveLinkとは補完関係にあるものの、競合はしない。

 イキソスソフトウェアの勢山登喜子副社長は「LiveLinkは近年の企業のセキュリティ意識の高まりを受けた内部統制の需要に合致する」と価値を説明。従来から取り扱うIXOS製品群も、例えばメール・アーカイブ保存ソフトは社内から社外に出す電子メールのすべてを保存しておき情報漏洩などの事件が発生した際に必要に応じて検索するソフトであり、内部統制の需要に合致する。

ウェブブラウザから使うLiveLinkの画面

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