サンのJ・シュワルツ、「ブログなしでリーダーは生き残れない」

2005年06月23日 19時49分

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 Supernova 2005カンファレンスのホストKevin Werbachとのインタビューで、Sunの社長兼COOであり、チーフブロガーでもあるJonathan Schwartzは、リーダーシップを発揮するうえでブログは不可欠なものであり、「ブログなしでリーダーとして生き残ることはできない」とまで述べた。また同氏は「(ブログは)信憑性が第一」であり、ゴーストライターに書いてもらっている企業幹部は優れたコミュニケーターではないとも語った。これはちょっと大げさだ。企業や政界など、さまざまな分野で活躍するリーダーたちの多くは、ブログがなくでも十分にうまくやっているではないか。ただ、同氏の意見にも一理あることは確かだ。ネットワーク化がどんどん進む世界では、透明性と信憑性(信頼を築くこと)が求められるようになり、ブログはそれを支援するツールになる。

 Schwartzは、書いたらすぐに公開できる利便性こそが、ブログという媒体の底力であり、このおかげで幅広い相手とのコミュニケーションが容易になっていると述べた。「(ブログは)われわれの企業文化を武器にして、コミュニティに参加したり、開拓したりするための手段だ。企業とコミュニティを結びつけるものだ」(Schwartz)

 同氏はまた、イントラネットとエクストラネットで行われるコミュニケーションの区別は徐々になくなってくるだろうとも述べた。「やがて、人が行うことの多くがもっと外向きに公開されていくことになるだろう。ネットワーク上でどれだけ信憑性を提示できるかが重要だ」とSchwartzはいう。これに対して、Six ApartのMena Trottは、すべてのブログとそれに付随する会話は公開されるべきだというSchwartzの意見に反対している。「より小さい聴衆を相手にして行う会話は、一般大衆を相手にした会話とは異なる。会話の性質はおのずと違ってくる」とTrottは述べる。

 企業幹部が社員に電子メールを一斉送信すると、たいていそのメールは世間の目に触れることになる。それを考えれば、より単刀直入で透明な書き方をしたほうが信頼性が増し、社員や顧客はもとより、パートナー企業やファン、マスコミなど、より広範囲のコミュニティとの対話がスムーズになる。Amy WohlはSchwartzに、ある社員の業績を褒める場合など、社内に宛てたコミュニケーションを競争相手の人間に読まれると、それらの社員を競争相手に引き抜かれることにならないかと尋ねた。Schwartzはそれに対して、「(競争相手の社員は)自分たちのリーダーよりも私のほうが、優秀な人間であることが分かるのではないか」と答えた。

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