凸版印刷は11月16日、情報通信研究機構(NICT)と共同開発したファイル暗号化ソフト「CIPHERON NEO」を発表した。暗号化ファイルの復号時に広告を表示することで、無償ソフトとして配布する。
CIPHERON NEOは、NICTの暗号化技術をベースに開発したソフト。ハードディスク上のファイルを暗号化することで、情報漏えいなどを防ぐ。暗号化したファイルを復号する際に、15秒程度のオンライン広告が表示される。広告付きとすることで、無償配布を可能とした。
2次元コード認証キーに対応しており、認証キーを交換することで他者と暗号化ファイルの交換/復号が行える。凸版印刷は、ウェブサイト「CIPHERON.NET」で認証キー登録サービスの提供を予定している。
凸版印刷は、2006年11月20日に発行するフリーDVDマガジン「codeNEO」の「vol.5」にCIPHERON NEOを収録して配布する。