マイクロソフト、Longhorn Server日本語版ベータ3のダウンロード提供を開始

柴田克己(編集部) 2007年04月26日 16時53分

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UPDATE マイクロソフトは4月26日、2007年中のリリースを予定している次期Windows Server “Longhorn”(Longhorn Server)日本語版ベータ3の開発を完了。IT技術者や開発者を対象とする広範なベータプログラムを開始すると発表した。

 Longhorn Server日本語ベータ3は、同日より製品情報サイトでのダウンロード提供を開始しており、DVDキット(実費:1260円)の申し込み受付も始まった。また、順次、IT技術者向けの「TechNetオンライン」、開発者向け「MSDN Windowsデベロッパーセンター」の両サイトで、Windows Server “Longhorn”に関する技術情報やEラーニングを提供し、早期の製品評価および検証を支援するという。

 Longhorn Serverについては、2006年5月に英語版ベータ2がリリースされたが、日本語版での評価が可能になるのは、今回のベータ3からになる。マイクロソフトは同日、都内で技術者向けのセミナーを開催し、Longhorn Serverの新機能と、その評価方法についてアピールを行った。

 来日した、米Microsoftウィンドウズサーバ部門ゼネラルマネージャのBill Laing氏は、同社の近年の取り組みのうち重要なものとして「相互運用性の拡大」と「仮想化への取り組み」を挙げた。その具体的な例として、Microsoftが組織し、多くのベンダーが参加する「Interop Vendor Alliance」での活動や、仮想化技術にまつわる各ベンダーとの協業、およびそうした技術を利用しやすくするための柔軟なライセンス体系を採用しているといった点を強調した。

 今回の日本語版ベータ3は、「主要機能の実装が完了したもの」(同社)とされており、ベータプログラム参加者は、Longhorn Serverで追加もしくは強化された各機能の動作や、現在の環境との互換性を検証できる。マイクロソフト、サーバープラットフォームビジネス本部ディレクターの五十嵐光喜氏は、Longhorn Serverの「3つの柱」として「管理機能の向上」「保護機能の向上」「柔軟性の向上」を挙げた。

 管理機能の面では新たなコマンドラインシェル環境「Windows PowerShell」が搭載されることで、従来のコマンドプロンプトのみでは難しかった、スクリプト言語を用いた高度なタスク自動化が可能になる。また、Windows Vistaにも組み込まれているポリシーべースのアクセス制御機能「Network Access Protection」によって、ネットワークアクセスにおけるより強固なセキュリティが実現されるという。

 柔軟性の向上に関して、カギとなるのが、Virtual Serverの後継となるハイパーバイザーモデルを採用した新たな仮想化技術「Windows Server Virtualization」だ。仮想マシンのSMP対応や仮想マシン間でのメモリシェアリングなどが可能とされており、Longhorn Serverと同時期の提供が予定されている。

 マイクロソフトでは本日のセミナーを皮切りに、オンライン、トレーニングプログラム、同社主催のカンファレンスなどを通じて、Longhorn Serverに関する情報提供を本格化させていく計画だ。

Longhornの3つの柱 マイクロソフトでは、Windows Server “Longhorn”の「3つの柱」として、管理機能、保護機能、柔軟性の向上を挙げた。
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