CodeGear、Winアプリと.NETアプリ双方の開発をサポートするRADツール「RAD Studio 2007」を発表

CNET Japan Staff

2007-09-07 19:53

 ボーランドの開発ツール部門であるCodeGear(コードギア)は、9月6日、Microsoft Windows向けのRADツール最新版「CodeGear RAD Studio 2007」を発表した。

 CodeGear RAD Studioは、単一の開発環境で「Delphi for Win32」「C++Builder」「Delphi .NET 2.0」の開発機能を提供するもの。Microsoft Windows 2000/XP/Vista上で、Windowsネイティブと.NETアプリケーション双方の開発をサポートするIDEとしては、唯一のもの。

 開発者はウェブアプリケーション、クライアント/サーバおよびデスクトップ型のWindowsアプリケーションを、いずれのプラットフォームでも開発でき、それぞれのプラットフォームに配布して、実行させることが可能だ。

 CodeGear RAD Studioの新機能としては、Windows VistaにおけるAeroユーザーインターフェイスのサポート強化が挙げられる。テーマアプリケーションのサポート、Windows向けビジュアルコンポーネントフレームワークVCL(Visual Component Library)およびVCL.NETにおける3Dユーザーインターフェース効果、アニメーション、グラス効果などのサポート、Vistaファイルダイアログ、タスクダイアログコンポーネントなどを搭載する。

 また、Microsoft .NET 2.0(.NET 3.0互換)およびASP .NET 2.0開発をDelphi言語でサポートするほか、Delphi for .NETにおけるパラメータ化された型(ジェネリックス)のサポート、フル.NETマネージドコードSQL準拠データベースエンジン/サーバ「Blackfish SQL」の搭載、.NET 2.0向けのモデルドリブン開発(MDD)フレームワーク「ECO(Enterprise Core Objects)IV」、DBX4(dbExpress 4)データベースアーキテクチャのADO.NET 2.0対応などが行われている。

 価格は、Architect Editionが39万9000円(バージョンアップ価格:31万5000円)、Enterprise Editionが33万6000円(バージョンアップ価格:21万円)、Professional Editionが12万6000円(バージョンアップ価格:6万7200円)。2007年9月中に出荷開始の予定。

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