米国時間3月14日、Microsoftはもうひとつのウェブ広告ベンダー、Raptを買収した。
これは明らかなことだ:Microsoftは買収を通して同社の広告ポートフォリオを構築しているのである。
MicrosoftはDoubleClickを買収する(そしてその後はGoogleによる買収を阻止する)試みで挫折した。そしてMicrosoftがYahooの買収をやり遂げるかどうかもまだ不確定である。これが実現すれば全ての広告関係の買収だけでなく、Microsoftの買収全てにおいて極めつけとなるだろう。(そのとおり。MicrosoftとYahooは弁護士を通さずに話し合いを進めていると伝えられている。実際にMicrosoftがYahooを取得するまでには、まだ長く険しい道のりを経る必要があるかもしれない。)
その間、Microsoftはこの数年間をかけて、以下を含むニッチな広告関連プレーヤーをいくつか買収し遂げている。
2008年:Rapt—デジタル出版社のための広告産出管理技術
2008年:YaData —テクノロジーを対象としたオンライン広告
2007年:Multimap—ロケーションサービス
2007年:aQuantive—広告プラットフォーム、ツール、そしてサービス
2007年:adECN—広告交換プラットフォーム
2007年:ScreenTonic—モバイル広告提供プラットフォーム
2007年:TellMe—音声およびモバイル検索サービス
2006年:Massive—ゲーム内の広告プラットフォーム
Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は昨年遅くに、同社が今後5年間で年間約20社を買収していく予定であると述べていたことが伝えられていた。大方が5,000万ドルから10億ドルの範囲内だとしていた。果たして440億ドルによるMicrosoftのYahoo買収が、この総額を減じることになるだろうか。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ