独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月16日、はっぴぃ・りなっくすが提供するXOOPS用モジュール「XF-Section」にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在すると公表で発表した。
XF-Sectionは、コンテンツのカテゴリ分けなどに利用されるモジュール。対象となるのは、XF-Sectionの1.12a以前のバージョン。この脆弱性を悪用されると、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。
ただし、XF-Sectionはすでに開発を終了しているため、JPCERT/CCではXF-Sectionの使用を停止し、同等の機能が実装された他製品に切り替えるよう勧めている。なお、JPCERT/CCではこの脆弱性の危険度について、攻撃経路、認証レベル、攻撃の難易度で「高」、攻撃成立に必要なユーザーの関与では「中」と分析している。