ビッグデータ分析のため研究者と組む
需要予測や広告ポートフォリオ最適化などのプロモーション方面、そしてレコメンデーション、これらのビッグデータ解析は同じチームで行っている。
さらに外部の研究者との交流も活発だ。学会などを通じて、SUUMOで得られた知見は大学などの研究者と共有し、また逆に研究者が編み出した新手法などを一早く取り入れ、より精度の高い、効果的な技術を構築していこうとしている。
「情報を発信する者が情報を得ると思います。情報を一人で抱え込むような人には、他の人が情報を出したがらない。ですから、われわれのチームでは、関連するイベントには積極的に出て発表を行うようにしています。」(川本氏)
ビッグデータに関しては「本当に使いこなしている企業などない」といった指摘も耳にするが、リクルート住まいカンパニーは着々とその活用に向けた取り組みを進めている。企業がデータ活用への取り組みを強化する中で、SUUMOはそのリード役として注目できるサービスだ。