IDCフロンティアは9月9日、国内のクラウドサービス普及促進と市場のさらなる活性化のため、毎年9月10日を「クラウドの日」とすることを日本記念日協会へ申請し、正式に認定されたと発表した。「ク(9)ラウド(10)」の語呂あわせにちなんだものとしている。
インターネット上でコンピューティングやストレージなどのITリソースを、必要なときに必要なだけ利用できるクラウドサービスは、利用した分だけのリーズナブルな料金で素早く簡単に導入でき、事業やシステムの規模にあわせて柔軟にコンピュータの処理能力やデータ保管機能などを利用できる。自社でシステムを管理するオンプレミスからの移行や連携も年々拡大しており、スタートアップ企業から大企業まで、今や多くの企業が何らかの形でクラウドを利用している。
自社でのITシステム構築からクラウドを優先的に検討する「クラウドファースト」の流れが加速する中、IDCFはクラウドの日がITに携わる人々やIT業界全体の記念日として認知され、クラウドサービスの普及に向けて、事業者の枠を超えた事業展開への契機となることを願うとともに、クラウド市場全体の活性化に向け取り組んでいくとしている。
なお、一般社団法人日本記念日協会は1991年発足、記念日の文化的、歴史的、産業的な発展と、記念日情報の総合窓口として、企業、団体、個人などによってすでに制定されている記念日、新しく制定をした記念日についての認定と登録を行っている。