ゾーホージャパンは5月14日、Active Directory(AD)運用管理ソフト「ManageEngine ADManager Plus」の無料版をリリースしたと発表した。100ユーザーまではサポートサービスも含めてフル機能が無料で使えるようになる。
ADManager Plusは、AD上のID管理を効率化するソフト。ADの運用はスクリプト処理を利用すると複雑化しやすく、使いづらい画面になりがちだが、ADManager Plusはウェブベースの操作画面でユーザーやコンピューター、グループ、組織単位(OU)を管理できる。
ユーザーアカウントやその他のADオブジェクトの作成・変更・削除、管理用テンプレートや承認ワークフローといった機能により複雑な管理作業を効率化し、さまざまなレポートの生成にも対応する。
また、CSVインポートによる一括設定やスケジュール/ポリシーの設定による繰り返し作業の自動化など、人事異動や組織改編時に発生する大量の設定変更も効率的に実施できるとしている。
なお、ADManager Plusは評価版も用意しており、利用期間は30日間。評価期間の終了後は年間ライセンスなどの有料プラン(22万8000円から)が利用できる。有料プランを利用しなくても、100ユーザー以下の場合は自動で無料版に移行する。中小企業などは費用負担なしでフル機能と保守サポートを受けられる。
ADManager Plusの画面イメージ(出典:ゾーホージャパン)