人事クラウド大手のWorkdayは米国時間11月4日、クラウドベースの電子購買/調達ソフトウェアを手がけるScout RFPを5億4000万ドル(約590億円)で買収することに合意したと発表した。Scout RFPのプラットフォームは、プロジェクトの立ち上げから調達パイプライン、契約やサプライヤーの管理に至るまでの調達プロセス全体の管理支援を目的としている。
Workdayは、シリーズC資金調達ラウンドで6000万ドル(約65億円)を調達したScout RFPの戦略的投資者だった。
この買収はWorkdayにとって、調達から支払いまで(procure-to-pay)のサービスポートフォリオを拡充するとともに、調達元から支払いまで(source-to-pay)の包括的なソリューションの実現に向けた能力を加速するうえで力となるものだ。
Workdayの共同創業者であり最高経営責任者(CEO)のAneel Bhusri氏は、「Scout RFPは、支出の最適化に向けて大きな変革を推進している調達チームから高い評価を得ている、業界のリーダー的存在だ」と述べ、「われわれ(WorkdayとScout RFP)は一丸となって、支出管理市場における勢いを加速させるとともに、顧客による単一システム内での計画や遂行、分析、拡張の方法を拡大する、調達元から支払いまでの近代的なソリューションを実現する」と続けた。
Scout RFPは、同社の中核である調達テクノロジーの開発と顧客サポートを継続することになる。また同社の北米と欧州の160名以上の従業員はWorkdayのチームに加わる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。