IT活用といった場合に、最近では自動運転車や囲碁で人間に勝つソフトウェアなど、少し前までは考えられなかったような活用例が話題の中心になってきている。
要因として、言うまでもなく人工知能(AI)が急速に発展していることが挙げられる。具体的には、深層学習(ディープラーニング)領域の発展と密接にかかわっている。
深層学習は、人間が経験から自然に身につけるやり方で、コンピューターに学習させる機械学習の手法の1つだ。事前に定義モデルを使うのではなく、計算処理を通じて情報からそのまま学習するのが特徴と言える。
グーグルのAIが動画を見て猫の概念を学習したといった話がメディアでも紹介されている。自動運転車でも、信号や歩行者の動き、障害物の出現の認識、自動駐車などの機能を左右するのは深層学習といわれている。
「Siri」や「Googleアシスタント」、「Windows」の「Cortana」といった音声入力システムも、深層学習がベースになっている。
今後のITにおける中心的な存在であるディープラーニングについて、記事を集めた。