Google Cloudは米国時間12月11日、仮想マシン(VM)サービス「Google Compute Engine」(GCE)に新たなインスタンスタイプとして「E2」ファミリーを追加すると発表した。E2は、同社が提供しているVMのうち、最も総所有コスト(TCO)が低いものになる。
この新たな汎用VMは、さまざまな種類のワークロードに適している。Googleは、最も要求の厳しいワークロードを除けば、「N1」マシンタイプと同等のパフォーマンスを、より安価に提供できるはずだと述べている。
E2は、レイテンシー要求の厳しい同社のサービス向けに開発した、リソースの動的管理技術を採用している。また、高い信頼性を有した持続性のあるパフォーマンスを実現するために、カスタムビルドされたCPUスケジューラーと、パフォーマンスを監視したライブマイグレーション機能も搭載している。
E2インスタンスは、「Intel Xeon」プロセッサーと「AMD EPYC」プロセッサーを組み合わせており、利用状況に応じて自動的に選択されるようになっている。また、カスタムや事前定義によって最大16個の仮想CPUと最大128GBのメモリーを提供する。
E2インスタンスは、米国のアイオワ、サウスカロライナ、オレゴン、北バージニアと、ベルギー、オランダ、台湾、シンガポールの8つのリージョンで、今週からベータ版で提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。