オリックス・レンテック、NEC、NECプラットフォームズは1月20日、企業におけるロボット導入を支援するため、ロボットシステムインテグレーター事業で協業すると発表した。
オリックス・レンテックは2016年にロボットレンタルサービス「RoboRen」の提供を開始し、製造業や物流業など幅広い業界の企業にロボットの導入を支援している。
NECは、NECプラットフォームズが自社工場で培ったロボット導入の知見を生かし、導入のためのコンサルティングからシステムの構築、ロボット稼働状況を可視化・分析するITサービスまで包括的に支援する「ロボット導入トータルサポートパッケージ」を提供している。
(出典:オリックス・レンテック、NEC、NECプラットフォームズ)
この協業により、顧客企業の初期投資負担を軽減しながらロボットの活用を総合的に提案するという。また、既にロボットを導入している顧客企業に対してもITサービスを提供する。
ロボット国内市場は、労働力不足への対応や生産性の向上に向けて協働ロボットを活用した生産ラインの自動化に大きな期待が寄せられており、2025年には2018年比7.2倍の850億円規模になると推測されていると説明する。一方で、ロボットの選定や既存生産ラインの再設計、導入効果の測定などを自社のみで行うことは容易ではなく、ロボット普及の課題となっているという。
今後も、生産ラインでのロボットの利用を促進し、日本国内の人材不足の解消や生産性向上などを目指していくという。