ふくおかフィナンシャルグループ(ふくおかFG)とNECは、内閣府の「マイナポータルAPI」を使って行政機関が保有する個人情報をオンラインで取得し、ローンなどの申し込み手続きに活用する実証実験を開始した。
マイナポータルAPIは、行政機関などが保有する所得や世帯などの自己情報をウェブサービス提供者が利用できるようにするオンラインサービス。金融商品の手続きに連携するのは業界初の試みになるという。
今回の実証実験は、ふくおかFG傘下の福岡銀行が提供するローン商品をモデルケースに、本人の同意のもとマイナポータルAPIを通じてローン審査に必要となる所得などの自己情報を取得し、利便性の向上や行内事務作業の削減などで有効性を検証する。
実験の概要(出典:報道資料)
今回の実証実験における検証結果を踏まえ、マイナポータルAPIの活用領域拡大に向けた検討を進めていく。