総務省関東総合通信局は2月18日、全国では初めて富士通にローカル5G(特定エリアのみで利用する第5世代移動体通信システム)の無線局予備免許を付与した。免許対象無線局の工事完了後の落成検査と法令基準への適合確認を経て、正式に免許が付与される。
富士通は、2019年12月24日に同局へローカル5Gの無線局の免許を申請していた。無線局は同社の「富士通新川崎テクノロジースクエア」に設置される。免許の無線周波数帯は28.2GHz~28.3GHzとなる。
富士通では春以降、無線局システムの構築と同時にローカル5Gを活用したユースケースを実証する「FUJITSU コラボレーションラボ」も開設する予定。多地点カメラと人工知能技術を活用した映像解析によるセキュリティシステムの運用などを検証していくという。