大阪ガスは2020年夏をめどに、自社の全正社員約5000人にビジネスチャットツール「LINE WORKS」を導入する。同サービスを提供するワークスモバイルジャパンが3月24日に発表した。
LINE WORKSはメッセージの既読・未読が分かることから、相手に情報が伝わっているかを確認できるほか、現場で発生している問題をスマートフォンのカメラで撮影して情報共有することで、問題の早期解決につながるなど、迅速かつ円滑に業務を遂行することが可能になるとしている。加えてLINE WORKSは「LINE」と同じ使い勝手のため、ITツールの利用に不慣れな社員でもスムーズに利用できるという。
同サービスの導入に当たり、顧客のガス機器メンテナンスや都市ガス製造所での点検業務を行う社員の間で試験運用を実施。試験運用後に実施したアンケートでは、約9割が「LINE WORKSにより、業務効率が向上した」と回答したという。
また同サービスでは、LINEユーザーや外部のLINE WORKSユーザーともやりとりができるため、災害発生時に社外の協力要員と連携することが期待されている。今後は大阪ガスを擁するDaigasグループ全体での導入や、社外パートナーとの連絡への活用も視野に入れているという。