KDDIは3月25日、シスコシステムズが提供するクラウド型セキュリティサービス「Cisco Umbrella」の販売を4月1日に開始すると発表した。
Cisco Umbrellaは、DNSレイヤーのセキュリティサービスになる。インターネットへの接続リクエスト時に、宛先の安全性を確認し、マルウェア、ランサムウェア、フィッシングサイトなどの脅威からユーザーを保護する。
PC、タブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスからのインターネット接続をVPNの有無にかかわらず保護することができ、サテライトオフィスやリモートワークなどあらゆる場所から安全にアクセスできるようになるとしている。
導入は、社内のDHCPサーバーやDNSサーバーの設定を変更して接続先をCisco Umbrella DNSに振り向ける。これにより既存ネットワーク環境に容易に組み込める。VPNクライアント「Cisco AnyConnect」を使ったVPN接続中でも内部ドメインの名前解決が可能で、あらゆる場所で企業ポリシーに則ったセキュリティレベルを維持することができる。
月額課金で提供され、申込単位は10IDごと。1ID当たり月額500円。