東京海上日動火災保険(東京海上日動)は、自社が運営する中小企業向け会員サービス「WINクラブ」の会員向けにビジネスチャットツール「LINE WORKS」の提供を開始した。同サービスを提供するワークスモバイルジャパンが発表した。
WINクラブとは、国内企業の経営を支援する情報やサービスを提供する組織。会員企業は各種経営支援サービス、人材育成ツール、福利厚生サービスを利用できるほか、他の会員企業と取引やビジネスの情報交換をすることも可能だという。
近年、自然災害の激甚化により企業における災害対策の重要性が高まっていることから、東京海上日動ではWINクラブの会員企業向けに災害情報提供サービスの検討を進めていた。そして「LINE」と同じ操作感のためITツールに不慣れなユーザーでもスムーズに利用できることや、自治体の災害対策本部が現場との連携を迅速に行うために活用されてきたことを評価し、LINE WORKSの導入に至ったとしている。
(出典:ワークスモバイルジャパン)
この取り組みにより東京海上日動は、会員企業の災害への備えを拡充し、会員企業内における災害時のコミュニケーションを支援していく。また、テレワーク時のコミュニケーションにもLINE WORKSを利用してもらうことを目指すという。
ワークスモバイルジャパンは導入支援として、初期導入時に必要となる利用ユーザーの登録設定などを代行したり、専用のコールセンターでシステム利用に関する照会応答を実施したりする。