Gartnerは、新型コロナウイルスの感染拡大により、4~8月に予定されているすべてのカンファレンスを中止または延期すると発表した。これにより、第2四半期に売上高1億5800万ドル(約180億円)を失う可能性があるとしている。
Gartnerの中核事業は調査だが、コンサルティングやイベントも大きな収入源となっている。
Gartnerは声明で、2020年8月までカンファレンスを開催しないことによる業績への影響は、売上高約1億5800万ドル、調整済みEBITDA約9700万ドルに及ぶとしている。第3四半期は、カンファレンス事業が売上高2200万ドル、調整済みEBITDA1200万ドルに影響するという。
2019年のカンファレンスによる売上高は、2018年から16%増加し、4億7690万ドルとなっていた。72のカンファレンスが開催された。2019年の売上高は42億ドルだった。
Gartnerは売り上げの減少を埋め合わるためのコスト削減プログラムを導入しているという。出張や新規雇用の費用、資本支出が削減される。
8月以降のカンファレンスは予定通り実施する見込みだが、「最優先事項は関係者全員の健康と安全」であるため、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を見ながら判断するとしている。
Gartnerによると、COVID-19による同社の事業への影響を予想するのは困難だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。