NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、設定不要ですぐに使える「テレワーク用パソコン」の提供を開始する。モバイル通信の接続設定やマルウェア対策ソフトの設定などが全て完了した状態でユーザーに届けられ、開封から約10分でテレワークを始められる。
テレワーク用パソコンは、企業向けVPN(仮想私設網)「Arcstar Universal Oneモバイル」の対応端末として提供される。Arcstar Universal Oneモバイルはインターネットを経由せず、携帯電話網からVPNに直接接続するセキュアなモバイル通信サービスで、ノートPCでは対応するWi-FiルーターやUSBドングルを介して利用できる。今回、手軽にセキュアなテレワークを開始できるように、通信機能を内蔵したPCの取り扱いを開始した。提供イメージ(出典:NTT Com)
テレワーク用パソコンは、Arcstar Universal One モバイルのSIMカードがあらかじめセットされており、VPNに接続することが可能。また、SIMの差し替えによる不正なアクセスを防ぐIMEI認証を採用しているほか、ノートPCを紛失した際のデータ漏えいを防止するため、端末の指紋認証に加えてWindows 10の「BitLocker」による暗号化とTPM2.0機能の組み合わせによるセキュリティ対策を採用している。
利用料金(1回線当たり)は、初期費用がArcstar Universal Oneモバイルのネットワーク工事費が税別3000円。テレワーク用パソコンの端末代金がNEC VersaPro UltraLite タイプVBで14万4800円、VAIO Pro PA(2-in-1) 16万8000円。Arcstar Universal Oneモバイルの通信費(SMS対応)は、ECO 500MBコースが620円、同3GBコースが1400円、同7GBコースが2100円、同15GBコースが4100円となっている。