Box Japanは、セキュリティソリューション「Box Shield」に、マルウェアの自動検知と制御をサポートする新機能を搭載すると発表した。4月30日に一般提供を開始する予定だ。
Box Shieldは、クラウドストレージサービス「Box」上に保存したコンテンツを従業員による過失やサイバー攻撃などの情報漏えいから保護し、潜在的な内部脅威やアカウント侵害を率先して識別する。ファイルへのアクセスやダウンロードの制限を自動化するだけでなく、ユーザーの行動パターンに基づいてコンテンツへの異常アクセスやダウンロードを検知し、アラートを出すことができる。
さらに今回提供される新機能により、Box上でマルウェアが検知された際、エンドユーザーへのアラート、悪意あるファイルのダウンロードや共有の制限、IT・セキュリティ担当部門への通知が自動的に行われ、他のユーザーやデバイスへのマルウェアの拡散を防止するという。
また同社は、Boxにアップロードされたファイルのスキャンと分析を自動化し、Box Shieldのネイティブなマルウェア検出機能を強化する機能もMimecastとの提携により開発した。Mimecastとの機能統合により、Box内の新しいファイルや更新されたファイルを即座にスキャンするとともに、高度な静的分析やサンドボックスを駆使してファイルを深層分析し、悪意のあるコンテンツやゼロデイ攻撃などの脅威を検出する。また詳細なフォレンジックデータも提供される。この統合機能の一般提供は、2020年前半となる見込みだという。