SCSKサービスウェアは6月17日、「RPA教育サービス」を個別企業向けに提供する「オンライン・ハンズオン・トレーニング」を開始すると発表した。同トレーニングには、自動化ロボットを作成するための統合開発環境「UiPath Studio」が用いられている。
近年、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の導入が進んでいることに加え、直近では新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、リモートワークが浸透しつつある。またSCSKサービスウェアでは、2018年にRPA教育サービスの提供を開始して以来、顧客から「自社向けの個別研修を実施してほしい」「都心部以外でも開催してほしい」といった要望を数多く受けていたという。それらを踏まえて同社では、今回の提供に至ったとしている。
同トレーニングでは、任意の場所からPCやスマートデバイスで講義を受講できるほか、SCSKサービスウェアのPCへリモートアクセスすることで、実務に近い形式で演習することができる。加えて、同社の講師やアシスタントも受講者の進行状況をリアルタイムで確認し、コミュニケーションを取りながら円滑にサポートするという。
オンライン・ハンズオン・トレーニングでは、4コースが用意されている。「RPA業務アセスメント・トレーニング」「UiPath公式 速習プログラム入門」「UiPath実機操作トレーニング 基礎編」は、1日の研修コースで1人当たりの価格が税別5万円。「UiPath公式 速習プログラム実践」は、2日間のコースで1人当たりの価格が同8万8000円だという。最低開催人数は4人で、個社ごとのカスタマイズも別途見積もりで行うことができる。
同トレーニングでは、「Zoom」「Cisco WebEx Meetings」どちらかのウェブ会議サービスを利用し、資料の表示や講師とのコミュニケーションを行う。演習用PCへのアクセスには、クラウド型リモートデスクトップサービス「Splashtop Business」を用いる。
SCSKサービスウェアは、これまで要望があっても開催に至らなかった地域を含め、500人の受講を目指している。