インターネットイニシアティブ(IIJ)は、ウェブアクセスに必要なセキュリティ機能をクラウドで提供する「IIJセキュアWebゲートウェイサービス」において、悪性サイトへのアクセスを遮断する機能を強化し、「独自データベースによる遮断機能」として12月1日から提供する。
同サービスでは、ウェブフィルタリングやアンチウイルス、ログ保管など、ウェブアクセスの際に必要なセキュリティ機能をクラウドサービスで提供しており、現在約112万アカウントの利用実績がある。
提供イメージ(出典:IIJ)
IIJセキュアWebゲートウェイサービスでは従来、IIJがマルウェア対策活動で独自に収集した不正URLのデータベースを基に、悪性サイトへのアクセスを遮断する「マルウェア防御オプション」を提供してきた。今回、IIJのセキュリティサービスから得た膨大なログやイベント情報を集約し、ビッグデータ解析を行う「情報分析基盤」の分析結果を基に生成した独自のデータベースを追加。この機能は、同サービスの標準機能として提供する。
「IIJ情報分析基盤データベース」は、ユーザーの通信ログ解析結果を基に生成したセキュリティインテリジェンスのデータベース。活用するログはユーザーの同意を得て収集したものだという。IIJは継続して情報分析基盤データベースの精度向上を図り、悪性サイトが世に出回る前にいち早く遮断することを目指す。
専用の管理画面で悪性サイトへの通信遮断機能の有効/無効化を設定できる。また、接続先URLやユーザに関する遮断レポートは日/月次でダウンロードすることが可能。提供価格は、IIJセキュアWebゲートウェイサービス(個別見積もり)における標準機能の価格に含まれる。