医療機関向けの経営コンサルティングや医療従事者向けの紹介・派遣事業を展開するメディウェルは、日本オラクルの「Oracle CX Marketing」のマーケティング・オートメーション「Oracle Eloqua」を活用し、登録者からの求人の問い合せと求人紹介の再希望件数が約4.5倍に増加したという。
メディウェルは、Oracle Eloquaの導入により、複数のウェブサイトをまたいだ閲覧履歴から登録者の興味や関心が把握でき、どのページをクリックしたなどの情報を基にコミュニケーションの設計が可能となったとする。また、登録者属性とオンライン上での行動を掛け合わせたスコアリングによる登録者のグルーピングと、マーケティングの目的に合った細かいセグメンテーションで自動化できるようになった。さらに、継続的に利用する中で、オラクルのカスタマーサクセスマネージャーが同社のビジネスの成長に合わせた最適な利用方法に関する提案や支援を提供しているという。
同社では、医師の人材紹介事業において、診療科、勤務地や年収、異動のタイミングなど異なる条件を希望する医師の興味関心に応じた勤務先を紹介する上で、マッチングレベルを維持したままでの提案数の最大化と提供スピードが課題となっていた。
これに対し、メール配信ツールは利用していたが、自社運営する複数のウェブサイトの閲覧履歴のトラッキングやターゲットの細かいセグメンテーション設定が困難だった。「Oracle Eloqua」の活用により、適切なターゲットに対して、適切なコンテンツとタイミングでコミュニケーションを自動化でき、導入前と比較し、メールマーケティングでの求人提供数が16倍に増加したという。