ビジネスの発展にはクラウドの活用が不可欠
そうした企業にとって、少ない初期投資で最新のIT環境を迅速に導入できるパブリック・クラウドは、老朽化したシステムを最新化(モダナイゼーション)していくうえで最適なプラットフォームだと言えます。
実際に多くの企業がクラウドを利用してDXを推進していますが、なかには「活用が難しい」「自社にマッチしない」といった声も聞かれます。その理由としては、次のようなことが挙げられます。
- ●どのように導入したらよいかわからない
- ●クラウドならではの開発手法(開発アジャイル、DevOps)に対応できない
- ●セキュリティ環境の変化に対応できない
- ●自社のガバナンス/IT統制にマッチしない
- ●自社のビジネスニーズに適した技術がない
しかし、世の中はパブリック・クラウドが全盛です。IDC Japanによれば、日本国内におけるパブリック・クラウド・サービスの市場規模は2019年に前年比22.9%増の8,778億円となり、2024年には2019年比で2.4倍の2兆644億円にまで大きく成長すると見られています※1。
※1 IDC Japan「国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表」(2020年3月)。
企業コンピューティングのプラットフォームとして、パブリック・クラウドはこれからも大きく成長していきます。それをどこまで使いこなせるかに、企業のDXの成否がかかっているとも言えるのではないでしょうか。
それでは、どうすればクラウドの導入を成功させられるのでしょうか? Azureについては、マイクロソフトが提供しているCAF for Azureを活用することが近道の1つとなります。