凸版印刷は2月末、決済/金融領域を強みとして社会のDX(デジタル変革)を推進するインフキュリオンと資本業務提携を締結した。
インフキュリオンは銀行が提供する機能やサービスをクラウドサービスとして、API(アプリケーションプログラミングインターフェース)を介して提供するBaaS(バンキング・アズ・ア・サービス)基盤を提供している。同社が提供する「Wallet Station」は、通常のウォレットとしてサービス提供できるほか、加盟店で利用可能なクーポン機能、銀行口座からの後払いサービス、自動貯金サービスなど、銀行ウォレットにさまざまな機能を付加することができる。
凸版印刷は、地域のキャッシュレス化を推進する決済基盤「地域Pay」をはじめとする金融サービス事業を提供しており、インフキュリオンの基盤との連携を進めていく。
地域PayとWallet Stationとの連携により、地域通貨や買い物ポイント、自治体ポイントなど、商店や行政に関係の深い決済サービスと地域金融サービスの融合を図る。さらに、今後地域にとって持続可能な決済サービスの在り方を模索し、地域に根差したキャッシュレス基盤を整備していく。さらに、新しいサービスの企画/開発も推進していくという。