日本IBMは、オンラインレンタカー会社のBooking Groupがパブリッククラウド「IBM Cloud」を採用したと発表した。
150カ国以上でサービスを提供している同社は、柔軟性を維持しながらローカル市場の変動するレンタカー需要に迅速に対応することを目指していた。そして柔軟に価格や在庫を調整するため、予約や会計報告を含む重要なワークロードをパブリッククラウドへ移行することを検討していた。
今回同社はIBM Cloudと同時に、関連サービスとして「IBM Cloud Kubernetes Service」を採用した。これにより、一般的に使用されているクラウドネイティブな技術を新しいワークロードに適用できるようになった。また一方で、別のクラウドプロバイダーにワークロードを容易に移動できる環境も構築できたとしている。
IBMとBooking Groupは、導入決定から4カ月以内に環境全体を整備してワークロードを段階的に配備し、ビジネス分析ソリューションを搭載している。