「Microsoft Azure」上で稼働するMicrosoftの多くのサービスが利用できないとの報告が米国時間4月1日夕方より多数のユーザーから寄せられた。同社はTwitterの@AzureSupportアカウントと@MSFT365Statusアカウントの双方で問題を認識しているとツイートし、多くのユーザーに、「Azureの状態」ページにアクセスするよう求めていたが、米東部標準時午後5時45分時点でこのページはアクセス不能となっていた。
提供:米ZDNet
複数のユーザーが「Azure Portal」やAzureサービス、「Dynamics 365」、その他数多くのサービスにアクセスできないと報告した。Bing.comも停止しているとの報告もあった。筆者の「Exchange」メールは本記事執筆時点で正常に稼働しているが、同社によるExchangeのAzureへの移行が完了していないためであるかもしれない。
「Azureの状態」ページの上部には一時、「発生中の問題について調査中であり、さらなる詳細が明らかになり次第、すぐに本ページを更新する」と表示されていた(ページのスクリーンコピーをTwitterで共有してくれたDaniel Fajardo Valenti氏に感謝する)。
米東部時間午後6時時点で、TwitterのMicrosoft 365 Status(@MSFT365Status)アカウントは「われわれはDNSの潜在的な問題を調査しており、緩和に向けた対策を評価しているところだ」とツイートしていた。
米東部時間午後6時半には、Azureの状態ページが(筆者には)表示されるようになった。世界的な障害のようだ。
Microsoft 365 Statusのアカウントはその後、「原因となっているDNSの障害は緩和されている」とツイートし、詳細は「Microsoft 365 Service health status」などで確認するよう促している。Azure Supportのアカウントは、「『Azure Services』に影響する問題は緩和されていることを確認している」とし、詳細は「Azure Status History(Azureの状態の履歴)」のページを確認するよう促している。
「Azure Status History(Azureの状態の履歴)」のページでは、「協定世界時(UTC)2021年4月1日21時30分頃から22時30分の間、ユーザーはAzure、Dynamics、Xbox LiveなどのMicrosoftのサービスへのアクセスで断続的な問題に直面した可能性がある」と説明されている。DNSの障害の原因となった問題の調査を継続しており、根本的な原因の調査を続けているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。