デジタルワークフロー企業のServiceNowは米国時間8月11日、屋内マッピング企業の仏Mapwizeを買収することで合意したと発表した。ServiceNowは、成長に伴ってタックイン買収を次々と進めている。
同社はMapwizeの買収により、ハイブリッド勤務体制でのオフィス空間を用意する際、従業員向けに屋内マッピングを提供する。企業がオフィスのレイアウトを変更する際も、フロアマップの管理や更新にMapwizeを役立てられる。Mapwizeの機能は、「Now Platform」と「Workplace Service Delivery Suite」に組み込まれる予定だ。
ServiceNowは先週、データベースアクセラレーション企業Swarm64の買収も発表している。
Mapwizeの屋内マッピングソフトウェアは、教育、医療、小売、交通、イベント、ホスピタリティーなど複数の業界で使われている。同社はTableau SoftwareやMicrosoftにも、マップコンテンツの管理や屋内測位システム、開発者向けツール、屋内可視化を提供している。
Mapwizeのウェブサイトによると、顧客は建物の詳細情報や初期設定の言語を入力できるという。すると、APIアクセスのほか、その場所の管理や編集ができるダッシュボードを利用できるようになる。フロアマップは、POI(Point of Interest:地図上の特定の場所)や使い方の説明、ガイドとともに、ドラッグ&ドロップ式のインターフェースを通じて追加やインポートが可能だ。
Mapwizeのソフトウェア
提供:Mapwize
買収は2021年第3四半期に完了する見通しだ。買収条件は明らかにされていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。