デル・テクノロジーズは9月15日、テレワークに関する調査結果を発表した。それによれば、中小企業の8割以上が新型コロナウイルス感染症が収束した場合、出社/オフィスワーク主流の働き方に回帰すると予測しているという。また、8割は「出社/オフィスワークが主流」の働き方を希望していることも明らかになっている。
同社は、従業員規模1~99人の中小企業の経営者と社員20~69歳の全国男女1110人を対象にインターネットで8月10~13日に調査した。
新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、コロナが収束に向かった場合の働き方について聞くと、「完全出社/オフィスワークに戻る」との回答が56.0%、「併用で出社/オフィスワークが主流になる」との回答が30.0%だった。テレワークが主流(「完全テレワークになる」と「併用でテレワークが主流になる」)になるとの回答は14.0%という結果だった。
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コロナ禍が収束に向かった場合に希望する働き方を聞くと、「完全出社/オフィスワーク(51.3%)」が過半数を占めた。「テレワークと併用で出社/オフィスワークが主流(28.9%)」と合わせると、全体の8割が出社/オフィスワークをメインとした働き方を希望しており、中小企業でのテレワークへの期待感は高くないとしている。
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勤務先がテレワークと出社/オフィスワークのどちらを推奨しているかを聞く質問では、「どちらかといえば出社/オフィスワーク」との回答が45.7%と最多。続いて39.3%が「いずれかが推奨されているということはない」と回答しているが、「どちらかと言えばテレワーク」を推奨している企業は15.0%という結果である。
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コロナ禍収束後、出社/オフィスワークとテレワークのどちらがうれしいかを聞くと、出社/オフィスワークを好む回答者(32.5%)が、テレワークを好む回答者(25.1%)を上回った。いずれの場合も、「どちらでもない」との回答が過半数を占めている。
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