Amazon Web Services(AWS)は米国時間9月29日、「AWS Lambda」でArmベースのプロセッサー「AWS Graviton2」が利用可能になったと発表した。

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このサービスは、米国東部(バージニア北部)、米国東部(オハイオ)、米国西部(オレゴン)、欧州(フランクフルト)、欧州(アイルランド)、欧州(ロンドン)、アジアパシフィック(ムンバイ)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)、アジアパシフィック(東京)で利用可能だ。
AWSによると、このArmプロセッサーはx86プロセッサーと比べてパフォーマンスを最大19%高めつつ、コストを20%低く抑えられるという。
AWSはブログで、「このコストの低減に加えて、Armアーキテクチャーを活用している関数は、Graviton2プロセッサーが持つパフォーマンスとセキュリティのメリットを享受できる。また、マルチスレッド機能やマルチプロセッシング機能を使用する、あるいは大量のI/O処理を実行するワークロードは、実行時間が短縮され、結果としてより低コストで利用できるようになる」と述べている。
また、「これは、AWS Lambdaが最大10GBのメモリーと6基の仮想CPU(vCPU)に対応している現在、非常に有益だ」としている。
AWSによると、「Amazon Linux 2」上で動作するNode.jsのリリース12と14のほか、Pythonのバージョン3.8と3.9、Javaのバージョン8と11、「.NET Core 3.1」、Rubyのバージョン2.7のランタイムすべてがArmに対応しているという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。