2022年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。
NECソリューションイノベータ 代表取締役 執行役員社長 杉山清氏
(社員向け年頭訓示要旨より)
2022年は、世界的な半導体不足の影響でクラウドシフトが進み、さらに行政デジタル変革(DX)などの動きにより、さまざまな領域でDXシフトが加速し、DX市場はより大きく成長していくだろう。
2021年、2030年に向けて目指す当社の姿と担うべき役割を宣言した「NECソリューションイノベータ 2030ビジョン」を策定した。このビジョンは、NECグループのPurpose(存在意義)を果たすための当社の方向性を示している。その実現に向けた道筋には、まだ定まっていない余白といえる部分が多い。これらの余白を見出し、皆で知恵を出してさまざまな方法で埋めていくこと、それがビジョン実現への道筋をより具体的で確かなものにアップデートし、当社と我々一人ひとりの成長につながっていく。
2022年度は、3カ年の中期経営計画の2年目として、「SI事業の高度化」「価値提供サービス事業の創出」「事業基盤の変革」への取り組みを一層加速させていく。
当社そして我々一人ひとりが目指す未来を実現するために、次の3つのことに取り組んでほしい。1つ目は「想像して考える」。一人ひとりが持つ夢や目標、想いは、想像して考えなければ実現しない。2つ目は「変化を受け入れる」。変化は常態だ。変化を受け入れ考えることで一人ひとりの可能性が広がっていくだろう。3つ目は「実行・スピード」。夢や目標について想像して考えたら、スピード感を持って実行してほしい。
ビジョンの実現に向けた取り組みは着実に前進している。2022年も、我々が目指す未来を描き、「いま」に変えることに挑戦していこう。