NECソリューションイノベータは、契約書の一元管理と契約業務プロセスの効率化を支援する機能を強化した「PROCENTER/C」の提供を開始した。今後2年間で30社への導入を目指す。
PROCENTER/Cは企業間や部門間で安全かつ快適なファイル共有を実現する文書管理と情報共有のためのプラットフォームで、約200社に導入実績がある。
今回、PROCENTER/CにDocuSignの電子署名サービス「DocuSign eSignature」を連携させた。これにより契約書の一元管理に加えて、契約業務全体の効率化とセキュリティ強化が実現している。署名前の契約書管理から契約先との合意に至るまでの履歴・版管理、署名、署名済み契約書の管理までの一連の契約業務プロセスをデジタル化し、シームレスに行えるようになった。
新機能のイメージ
契約業務プロセスのデジタル化では、PROCENTER/CからDocuSignに契約書を保存して取引先に署名を依頼し、DocuSignで署名した契約書をPROCENTER/Cに保存する。
また締結済みの契約書データ(PDF)と契約日や契約金額などの属性情報をDocuSignから取り込み、PROCENTER/Cで管理できる。これにより、日付や金額などの範囲指定や複数条件指定による検索が可能になった。
さらにPROCENTER/C上で、締結済みの契約書データを改版不可の状態にして、DocuSignで発行した合意締結証明書とともに保管できる。紙の契約書を電子化した場合も同様に管理可能で、締結済みの契約書の改ざんを防止する。さらに、グループ単位でアクセス権が付与できるため、担当者が変更になった場合でも、組織として長期にわたりセキュアに管理できる。
同ソリューションの販売価格は、サーバーライセンス(ハードウェアの費用は別)が税別120万円から。ログインユーザーライセンスが同24万円(10ユーザーの場合)。別途DocuSignの契約が必要になる。