I&Hは同社が展開する調剤薬局約200店で、処方薬の迅速かつ正確な提供をサポートするツールとして、ゼブラ・テクノロジーズ・コーポレーション(ゼブラ)などのソリューションを採用した。ゼブラが発表した。今後は国内展開する約600店舗で導入される予定だ。
I&Hは、ゼブラのAndroid搭載モバイルコンピューター「TC21」と日本流通システム(JCS)の医薬品監査アプリ「薬タッチ」を組み合わせることで、スタッフがモバイル端末でそれぞれの医薬品バーコードを読み取り、ピッキング作業と監査ができるようにした。
また指先に指輪のように装着できるBluetooth対応ウェアラブルスキャナー「RS5100」を採用した。「TC21」と組み合わせることで、スタッフが両手を自由に使えるようになり、複数の処方薬を同時にスキャンしてピッキングする作業が可能となった。
I&HはゼブラのPartnerConnectのビジネスパートナーであるJCSと連携し、保守を含めカスタマイズされたソリューションを構築する。
国内では規制緩和によって薬剤師以外のスタッフも医薬品のピッキングなどの補助業務を行うことが可能となった。それに伴い、I&Hではスタッフの業務範囲が処方薬の販売にまで拡大し、関連業務をサポートするための適切なツール提供が求められていた。
同社では、TC21について軽量かつ大きな液晶画面で使いやすく、人為的ミスを最小限に抑え、正確性と効率性を高められるとしている。また、RS5100によって追加の作業を行う際にハンズフリーの機動性と快適さがもたらされたとした。