調査

新種のランサムウェアとその亜種、2021年には大幅に減少--ウィズセキュア調査

NO BUDGET

2022-06-27 07:35

 WithSecureは、最新のランサムウェアリサーチに関するレポートを発表した。

 これによると、2021年においてランサムウェアは企業/団体にとって大きな脅威であるものの、同年に観測された新型ランサムウェアおよびそのファミリーに属する亜種の数はそれ以前と比べて大幅に減少していることが判明した。

新種のランサムウェアの年間発生件数(提供:ウィズセキュア)
新種のランサムウェアの年間発生件数(提供:ウィズセキュア)

 そのほかのランサムウェアの主な動向では、2021年に最も観測されたランサムウェアファミリーは「WannaCry」。次いで「GandCrab」「REvil」「Phobos」がそれぞれ2位から4位にランクインしたことが挙げられている。またランサムウェアは2021年も複数の手法を用いて幅広い業界の防御網を突破しており、これらの攻撃は特定の業界や企業だけを攻撃しているわけではないことも分かっている。

 ウィズセキュアでは、企業・団体がランサムウェアギャングに対して楽観視するには時期尚早ではないかとしている。企業・団体、セキュリティ業界、各国政府はランサムウェアの脅威に対してCo-Security(共同セキュリティ)のアプローチを採る必要があるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]