凸版、インターナルカーボンプライシング制度導入へ--CO2排出量をコスト換算

NO BUDGET

2023-03-06 11:34

 凸版印刷は2023年度における設備投資から、インターナルカーボンプライシング(ICP)制度を導入すると発表した。

 ICPとは、低炭素投資/対策の推進に向けて企業内部で独自に設定・使用する炭素価格。二酸化炭素(CO2)排出量1トン当たりの費用を自社の基準で仮想的に費用換算し、気候変動リスクを定量化する。これを投資判断の基準の一つとすることで、脱炭素社会に向けて低炭素設備・省エネ投資を加速させる。

 社内炭素価格は導入時130USドル/t-CO2で、適用する対象はCO2排出量の増減を伴う設備投資。これらのCO2増減量に対して社内炭素価格を適用し、CO2削減効果の高い施策に優先投資する。

 同社は今後一層高まる温室効果ガス排出量の削減要求への対応として、将来を見据えた長期的視野での低炭素投資や対策の意思決定にICP制度を活用し、さらなる省エネ・再エネ設備の導入を推進する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ランサムウェア対策をマンガで解説、手口や被害のデータから見る脆弱性放置の危険性とは?

  2. セキュリティ

    セキュリティリーダー向けガイド--なぜ今XDRとSIEMの違いを理解することが重要なのか

  3. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  4. セキュリティ

    マンガで解説、「WAF」活用が脆弱性への応急処置に効果的である理由とは?

  5. クラウドコンピューティング

    生成 AI の真価を引き出すアプリケーション戦略--ユースケースから導くアプローチ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]