北都銀行、Salesforce CRM稼働--勘定系システムとも連携

田中好伸 (編集部)

2011-11-28 13:31

 北都銀行(秋田県秋田市)は法人顧客の営業管理にSaaS型顧客情報管理システム(CRM)「Salesforce CRM」を採用、52拠点で稼働させる。セールスフォース・ドットコムが11月28日に発表した。

 信頼性が要求される銀行業務では、高いセキュリティが不可欠とされているが、Salesforce CRMは、銀行が定めるセキュリティ審査を通過している。

 同行では、約300人の行員がクラウドで構築した新システムを活用して、顧客との契約状況などをリアルタイムで管理し、情報を共有する。勘定系システムとも連携してデータの二重登録を防ぎ、システムの最適化と業務プロセスの最適化を図る予定としている。

 北都銀行はフィデアホールディングスのグループ会社。フィデアホールディングスは、「データレジデンス(データの所在地)を議論する中で、セールスフォース・ドットコムが日本でデータセンターを開設することが導入の決め手になった」と説明。「クラウドの優れた点を生かして、顧客管理だけでなく、さまざまな業務にセキュリティの高いクラウドを活用していく予定」とコメントしている。

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