NECは7月19日、異種データベース(DB)間のデータ統合およびデータ連携を実現するソフトの最新版「DataCoordinator/RA Ver3.2」を販売開始した。税別価格はサーバが200万円、各DBとの連携に必要なエージェントがそれぞれ140万円。7月24日に出荷を開始する。
同ソフトを使用すると、Oracle、SQL Server、PostgreSQLなどに異なる形式で蓄積されたデータを、ネットワーク経由で連携させることが可能となる。たとえば「本社の基幹システムのDB商品販売データを、各支店に導入された種類の異なるDBで管理されている顧客データと容易に連携できる」(NEC)という。
最新版は、従来のOracle(HP-UX版、Windows版)、SQL Server(Windows版)、PostgreSQL(Linux版)に加え、OracleのRed Hat Enterprise Linux AS/ES3.0版にも対応した。また、NEC製OS「ACOS-4」上のVSASファイルとの連携が可能となり、データ連携用アプリケーションを開発することなく、VSASファイルのデータを統合できるようになった。