サイベース、ウイングアーク テクノロジーズ、NECソフトの3社は5月12日、大規模データ活用基盤ソリューションの提供で協業する発表した。
このソリューションは、サイベースの情報系分析用高速クエリエンジン「Sybase IQ」、ウイングアーク テクノロジーズのデータ活用ソリューション「Dr.Sum EA」および両製品の連携アダプタ、NECソフトが提供する導入支援コンサルティングを含む構築サービスから構成される。
ERPやデータベースといった企業の基幹システムから各種明細データをセントラルデータウェアハウスとしての「Sybase IQ」に集め、これをウイングアークが開発したアダプタを経由してデータマートとしての「Dr.Sum EA」と連携し、各種チャート、ダッシュボード、レポート、サマリデータなどの分析結果を出力する。これにより、企業内に蓄積された膨大なデータを、経営者から現場担当者までの全社規模で活用可能な環境を構築できるという。
同ソリューションには、Sybase IQライセンス、Dr.Sum EAライセンス、Sybase IQとDr.Sum EAの連携アダプタ、導入支援コンサルティングが含まれる。参考価格は3000万円より。3社では、共同プロモーションなどを展開し、初年度20社への導入を目指すという。