NECソフトは6月5日、企業ポータルやグループウェアの検索機能強化などに向けた「企業内検索システム構築サービス」を開始した。複数の検索エンジンベンダーと協業し、顧客企業の需要に合わせて適切な製品を選定。社内システムへ組み込んで、各種データソースの横断検索を可能にする。
対応する検索エンジンはアクセラテクノロジの「Accela BizSearch」、ジャストシステムの「ConceptBase」、住友電工情報システムの「QuickSolution」といった製品。これらを社内のファイルサーバやデータベースサーバ、ウェブサーバなどと連携させ、ウェブブラウザから検索できるようにする。
企業ポータルやグループウェアの検索機能強化のほか、情報共有システムやナレッジマネジメントシステムでの利用に向ける。またコールセンターやヘルプデスク、文書管理システムへの導入にも対応する。
NECソフトでは従来のシステムインテグレーション(SI)ノウハウを生かし、コンサルティングや技術支援、検索エンジン用サーバやブラウザ向けインターフェースの構築、保守など付加サービスも提供する。認証システムとも連携し、顧客企業の管理者が情報の開示範囲を制御できるようにする。
NECソフトは今後1年間で20社に検索エンジンを導入し、SI、保守の提供も含め1億5000万円の売上を目指す。