日本ユニシスグループ、データウェアハウス・アプライアンスを日本国内で販売

田中好伸(編集部)

2005-10-28 10:26

 日本ユニシス・ソリューションは、データウェアハウス・アプライアンス「Netezza Performance Server」(NPS)シリーズを11月初旬から販売する。親会社である日本ユニシスも販売し、グループで2年間で20億円の売り上げを目指す。

 NPSは米Netezza Corporationが開発し、日本法人の日本ネティーザが日本国内で販売。日本ユニシス・ソリューションが日本ネティーザと販売代理店契約を交わした。

 価格について日本ユニシスでは1テラバイト5000万円としており、100テラバイトまでの対応が可能としている。導入企業としては通信、流通、通信販売を想定している。

 データウェアハウス・アプライアンスのNPSは、ハードウェアを市場に流通する標準的な機器で構成され、基本ソフト(OS)にはRed Hat Linuxが採用されている。Netezzaの独自技術である「Asymmetric Massively Parallel Processing」(非対称超並列処理)と「Intelligent Query Streaming」を利用することで、低価格と高性能を実現しているという。数十テラバイトのデータに対する複雑な検索ができ、既存のシステムと比べておよそ半分のコストで、10〜50倍のパフォーマンスを発揮するとしている。

 Asymmetric Massively Parallel Processingとは、テラバイトスケールの複雑なクエリー処理を行うために、SMP(対称型マルチプロセッサ)とMPP(Massively Parallel Processing、超並列プロセッサ)の優れた点を組み合わせた超並列アーキテクチャである。

 NPSは、数時間での導入が可能であり、物理的な設計とチューニングがいらない。DBサーバとしてのインターフェースには、業界標準のODBC 2.X/3.X、JDBC Type 4、ANSI SQL 92を採用することで、既存システムに使われているアプリケーションやツールがそのまま利用できるようになっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]