ミントウェーブは11月16日、本体重量約980gで、Linuxベースのシンクライアント専用OS「Basilware(バジルウェア)」を搭載したモバイル用B5ノートサイズのシンクライアント端末「Basilnote-UL」の出荷を同日から開始すると発表した。価格はオープン。初年度1万台の販売を目指す。
本体ハードウェアは、NEC製の「VersaPro UltraLite」をカスタマイズ(ハードディスクの代わりにコンパクトフラッシュを搭載)したもの。マイクロソフトのターミナルサービス、シトリックス・システムズの「Citrix Presentation Server」、GraphOnの「GO-Global」環境で使用できる。
同機は、PXEやNFSを利用したネットワークブートに対応している。端末の機能追加は、ブートサーバ上のファイルの更新だけでいい。これにより、アップデートにかかる管理コストを削減できる。
また、ミントウェーブのリモート管理ツール「MiNT View」に対応している。MiNT Viewで管理することで、センター側からリモートで端末の電源制御、設定初期化、ファームウェアのアップグレードなどを一斉に実行できる。