シンクライアント専門ベンダーのワイズテクノロジーが日本法人を設立--売り上げ15〜17億を目指す

奥隆朗(編集部) 2005年09月13日 14時40分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 シンクライアント端末大手の米Wyse Technologyは2005年8月10日、国内企業のセキュリティ対策意識の高まりを受け、日本法人「ワイズテクノロジー」を設立。販売パートナー各社と協業し、シンクライアント関連サービスを提供していくと発表した。資本金は1000万円。従業員は営業と技術で構成する5人。ワールドワイドにおいて売り上げの10%を目指す。

ワイズテクノロジー社長に就任した河田英典氏

 同社のシンクライアント「Winterm」は、画面情報端末である。クライアントアプリケーションをサーバー側で動作させ、シンクライアント端末を画面操作端末として利用する。米Citrix SystemsのPresentation Server(旧MetaFrame)を使うためのICAクライアント機能と、米MicrosoftのWindowsが備える遠隔操作機能RDPの端末機能が中核である。WintermのOSは、用途に応じてWindows CE、Linux、Windows XP embedded、同社の独自OSである「Blazer OS」の4種類を用意する。

 同社の主力製品「Winterm」の市場価格は1台あたり4万円弱〜5万円程度である。シンクライアントの国内シェア50%を目指す。「シンクライアント市場の国内のコンペティターは、ブレード・クライアントを持つ日立製作所と日本ヒューレット・パッカード」(日本法人の社長に就任した河田英典氏)である。米国では、ブレード型クライアントPC大手の米ClearCube TechnologyにOEM(相手先ブランドによる生産)供給している。

主力製品の1つである1125SE

 米Wyse Technologyのシェアは、米IDCの調査によるとワールドワイドで38%、北米で45%、EUで34%、アジアで33%。米Wyse Technology社長兼CEOのジョン・キッシュ氏はシンクライアント市場を「セキュリティ強化の追い風を受け、高い成長率で拡大している」と分析。「今後3年間、ワールドワイドで25%以上伸びる。日本市場も同様と見ており、重要視している」と、今回の日本法人設立の背景を語った。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算