Itanium Solutions Allianceは3月1日、2006年第4四半期に販売されたItaniumプロセッサ搭載サーバの売り上げが、国内RISCサーバ市場の64%に達したと発表した。
この数字は、IDCの調査によるもの。RISCサーバ市場の中でItanium搭載サーバの売上は、2005年下半期が36%、2006年上半期が46%、2006年通年で54%と順調に拡大していた。今回四半期単独で初めて60%を超えた。
Itanium Solutions Allianceは、Itaniumベースのソリューションの普及促進を目的とし、2005年9月に発足した。同アライアンスは、国内におけるItanium搭載サーバの売上が好調なことから、2007年末におけるRISCサーバ市場でのシェア目標値を、従来の50%から60%にすると上方修正していた。2006年第4四半期にこの数字を達成したことで、1年早く目標に達したことになる。
Itanium Solutions Allianceでは、「アライアンスの活動に加え、2006年に登場したデュアルコア インテル Itanium 2 プロセッサ 9000番台を搭載した新サーバの投入がItaniumプラットフォーム市場の拡大を加速した」と、今回の目標値達成の背景を分析している。