NECは2月1日、ログ情報からシステムの異常行動を検出するログ解析支援ソフト「WebSAM LogCollector TraceAssistant」の販売を開始した。価格は150万円。2月6日から出荷し、3年間で300件の販売を見込む。
WebSAM LogCollector TraceAssistantはNECのログ情報収集/管理ソフト「WebSAM LogCollector」と組み合わせることで、システムに障害が発生した際、迅速に原因を突き止め、被害の拡大を防止げるという。
WebSAM LogCollectorが収集した膨大なログ情報などから、システム全体の行動パターンを学習。データマイニングを用いて普段と異なる行動パターンを自動検出する。従来のログ解析支援ソフトでは困難だった、未知の行動パターンを含むシステム障害の検出が可能で、障害の原因特定にかかる時間を約40%低減できるとしている。
NECでは今後、同ソフトの異常行動パターン検出技術を応用し、外部からのなりすまし行為や、内部からの情報漏えいを防止するセキュリティ製品を開発。事業化を進めていくとしている。